街で見かけるマーク あなたは知っていますか?
障害者のための国際シンボルマーク
・障害者が利用できる建物、施設を明確に示すためのマークです。
すべての障害者を対象としたもので、車いす利用を限定するものではありません。
車に表示することは本来の趣旨とは異なりますが、障害がある方が乗車していることをお知らせする表示と理解しましょう。
駐車禁止を免れたり、障害者専用駐車場を優先的に利用できるなどの証明にはなりません。
身体障害者標識
・車の免許証に条件(肢体不自由)を付されている方が運転する車に表示されています。
肢体不自由⇒先天的か後天的かを問わず、四肢の麻痺や欠損、あるいは体幹の機能障害のため、日常の動作や姿勢の維持に不自由のある方。
掲示中の車両に対し幅寄せや割り込みをした場合は交通違反となります。
盲人のための国際シンボルマーク
・視覚障害の方の安全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器などにつけられます。
音のなる横断歩道信号機では、青の時間が長めに調整されています。
視覚障害者の中でも全盲、弱視の方が持っている杖は白杖です。
耳マーク
・「耳が不自由です」という自己表示の必要性から考案されました。
自治体、病院、銀行等が掲示すると「聴覚障害者への援助をします」の案内となり、本人が提示すれば「援助を必要としています」の意思表示になります。
手招きで呼んだり、大きな声ではっきりと話したり、手話や筆談の配慮をしましょう。
ハート・プラスマーク
・見ただけでは気付きにくい身体内部の障害に苦しむ方のためのマークです。
心臓疾患など「目に見えない」障害、困難、痛みを持つ方は数多くいますが、まだ社会に充分に理解されていません。
電車などの優先席、近辺での携帯電話、障害者駐車スペースの使用などの配慮をしましょう。
ほじょ犬
・盲導犬、聴覚犬、介助犬といったそれぞれの役割を持った犬達で、ペットではありません。
特別な訓練を受けており、社会のマナーも守れ、衛生面でも管理されています。
補助犬の仕事のじゃまになるので、じっと見る、触る、食べ物や水を与ることはやめましょう。
マタニティマーク
妊婦さんの義務ではありませんが、妊娠初期の気付かれにくい時期の周囲の理解を得るのが目的です。
体調を崩した時や事故に巻き込まれた時など率先して援助しましょう。
赤ちゃんが乗っています
交通事故の際、車に赤ちゃんが乗っていることに気付かず救出されることなく亡くなったことがきっかけで作られたものです。レスキュー隊員や周囲に向けられたものです。
街で困っている方を見かけたら
『何かお手伝いできることはありませんか』と手を差し伸べてみませんか?
・・・その行動はきっと未来につながるはずです。