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2016年7月号

天気が雨だと体がだるい!?天気と健康の意外な関係

 

 

雨の日に、だるさ・めまい・震え・不整脈・立ち眩み・耳鳴り・吐き気・頭痛・生理不順・不安感、イライラ感を感じたら?

それは天気による自律神経の乱れかもしれません。

 

 雨の日に体調不良になるのはなぜ? かたつむり

天気に大きく関わっているのは『気圧』で、『高気圧』の時には晴れになりやすく、

『低気圧』の時には雨になりやすいとされています。

 

人の自律神経は、交感神経と副交感神経の二種類がうまく切り替わる

ことで、日常生活のバランスが保たれています。

 

交感神経・・・・アドレナリン、ノルアドレナリンが作用する

《運動時など、体が興奮しているときに働く》

 

副交感神経・・・アセチルコリンが作用する

《食事中、睡眠時など体がゆったりしているときに働く》

 

この自律神経は、高気圧のときは空気密度が高くなり、酸素供給量が多く交感神経が活発化しますが、低気圧の場合は空気密度が低くなり、酸素供給量も少なくなることから副交感神経が活発となり、起きているにもかかわらず、体がエコモード・リラックス状態になってしまいます。

 

 雨を避けるのは不可能。生活のリズムを整えましょう   かえる

◆適度な睡眠

自立神経の乱れは、交感神経が働きすぎ、不眠になることから始まります。

朝、気持ちよく起きるためにも十分な睡眠をとりましょう

◆朝ごはんを食べる

朝起きて朝食をとると、副交感神経から交感神経に切り替わります。生活のリズムを整えるため、食事は3食摂るよう心がけましょう

◆軽い体操を行う

体が重いと感じる場合には、軽く体操やストレッチを行って、交感神経に切り替え、体を活性化させましょう

◆深呼吸をする

低気圧により酸素濃度が低くなると体の不調を感じやすくなります。新鮮な空気を十分に吸って体をスッキリさせましょう。

 

規則正しい生活とバランスの良い食事、適度な運動を心がけ、雨の日にも負けない健康な生活を送って下さい。

 

発行  フジ薬局 医薬情報会 Tel 024-925-0978

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