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2016年11月号

脳を健康に保ち、イキイキとした生活を!!

現在は飽食の時代であり、生活習慣病などの過栄養による問題が多く取り上げられていますが、高齢者の中には必要以上に粗食になり過ぎて逆に脳の

栄養不足にて認知機能を低下させてしまうケースも少なくないようです。

脳の健康を考え、栄養摂取と睡眠・効果的な運動を再認識してみましょう。

<脳と栄養>

脳は24時間休む事なく働き続ける臓器です。その為必要な栄養も多く、  %e7%b2%97%e9%a3%9f

人間が一日に必要なエネルギーの約20%が消費されています。

このように大量のエネルギーを消費する脳は食生活に気を付けないと

どんどんエネルギー不足になってしまいます。

たとえば朝食を食べない生活は、なにごとにも集中できず頭をうまく

働かす事ができない状態だと言えるでしょう。

脳は糖質の中でもブドウ糖しかエネルギーとして使用できませんが、その働きを助けるために脂質やタンパク質も重要な役割をしています。

脳神経の流れを良くする魚油に含まれるDHA・EPAやα-リノレン酸を豊富に含むアマニ油などの脂肪酸は、記憶力の向上や脳機能の活性化に大変有効です。

また神経信号を伝える原料として、肉や魚・卵など動物性タンパク質も脳内で幅広く必要とされるので、不足しないように補わなければなりません。

要するに、健康的な脳にはバランスの良い栄養が豊富に必要だと言えるでしょう。

<脳と睡眠>

  脳の働きを保つためには休養・睡眠は不可欠です。

眠気や疲労は作業効率を悪化させるだけです。usagi

   脳は、睡眠により身体能力を整えたり、記憶を整理したり、

精神的ストレスを改善させます。

  脳を休ませて疲労を取り除きリフレッシュする為にも

質の良い睡眠を取る事が大切です。

<脳と運動>

運動をすると全身の血行が良くなるため、脳の血流も良くなり活発に働くようになります。%e3%82%a6%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0

特に太もものような太い筋肉を使った運動は脳への刺激が高まる事が知られています。

ウォーキングは足腰の筋肉をしっかり使い、さらに視覚・聴覚・嗅覚など

からも脳に適度な刺激が伝わるので、最適な運動と言えます。

また全身運動が出来なくとも、手指は脳の働きと強く連動しており指先の

運動も脳に多くの刺激を伝え脳を活性化させ認知症の予防に働きます。

 

ふだんからバランスの良い食事を心掛ける事が大切です。

脳の老化予防と健康寿命を延ばす為に、肉や魚もしっかり食べ、疲れた時はしっかり休養を取り、楽しんで体を動かすようにしましょう。

 

 

 

 

 

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