2016年12月号
ウイルス・菌を防ぐマスクの正しい使い方
近年では日常的にマスクをつけている人も増えています。
マスクの効果は、ウイルス・菌を含んだ飛沫やほこりを外側のフィルターの部分で
キャッチすることで発揮されます。マスクをつけて風邪やインフルエンザの予防な
どの「正しい効果」を得られるように、最も一般的な家庭用マスクであるプリーツ
マスクの正しい使い方について紹介します。
マスクの表裏・上下の見分け方
プリーツマスクには「表」と「裏」があります。表と裏を間違えるとウイルスや花粉が溜まっ
て逆効果になる可能性があります。まずは耳にかけるゴムの取り付け面を確認してください。
ほとんどのマスクは外側にゴムが取り付けられています。ただ、メーカーによっては内側につ
けられている場合もあるのでマスクのヒダも確認する必要があります。ヒダが下向きになってい
る面が「表面」となります。
「上下」の見分け方は簡単です。針金がついているほうが「上」です。
マスクの正しい使い方
マスクには飛沫感染を防ぐという目的があります。ウイルスの侵入経路である鼻と口をできるだ
け空気の漏れがないよう確実に覆うことがポイントです。
- ゴムひもで固定し鼻・口・顎を覆うように装着する
- 鼻の部分を抑えてフィットさせ隙間がないようにする
- 使用中、口周りを覆うフィルター部分には触らない
- 外すときはフィルター部分には触れないようゴムひもを持って顔から外す
- マスクを外した後は手を洗う
マスクを取り換える頻度
プリーツマスクは原則として使い捨てです。1日1枚程度の使用が目安となります。2日以上
の使用は、ウイルスなどがマスク表面に多く付着していると考えられ、かえってウイルスなどを
広げてしまうかもしれないのでお勧めしません。
インフルエンザや風邪はマスクだけで予防できるものではありません。うがい
手洗い、休養とバランスのとれた栄養摂取を日頃から心がけましょう。