タバコの害!!受動喫煙について考えましょう。
日本の喫煙率は年々減少しており現在では20%を下回る時代になっています。
しかし、タバコを吸わない人へ悪影響を与える煙への対策は世界最低レベルと酷評されています。
現状を改善すべく、現在2020年のオリンピック開催に向けて、原則屋内全面禁煙など厳しい受動喫煙対策を盛り込んだ健康増進法改正法案(受動喫煙防止法)の審議が進められています。
この機会に改めて「受動喫煙が健康に及ぼす影響」について考えてみましょう。
<受動喫煙とは>
他人の吸ったタバコを間接的に吸い込む事で、以下の二つがあげられます。
- 二次喫煙・・・タバコの先から出る煙や喫煙者が吐き出した煙に含まれる有害物質を
吸い込む事(間接喫煙)
- 三次喫煙・・・部屋の壁、髪の毛、衣類などにタバコの匂いと共に付着した目に見えない有害物質を吸い込む事(残留受動喫煙)
タバコの煙には約60種類の発ガン物質が含まれています。
喫煙による健康被害は広く知られておりますが、受動喫煙においても肺ガンのリスクを確実に高める事が知られており、心筋梗塞や脳卒中、気管支喘息、糖尿病、うつ病、認知症などにも関与しているといわれています。
特に子供はタバコに含まれる有害物質の影響を受けやすく、小児喘息や
乳幼児突然死症候群などのリスクが高くなるといわれています。
また、胎児期の受動喫煙は将来的に肥満や糖尿病などの病気の発症と関連が指摘されています。
国内で受動喫煙に関連した死亡者は年間1万5千人にのぼると言われており、特に女性は
男性の2倍影響を受けています。
また毎年千~2千人が他の人のタバコが原因で新たにガンになっていると推定されます。
以前は受動喫煙が危険という認識が低かったようですが、近年では健康に悪影響を与える事が科学的にも明らかになり、受動喫煙は危険をもたらす行為であるという認識に変わってきています。
海外では屋内全面禁煙で喫煙関連疾患による入院が大幅に少なくなる事が証明されています。
今後国内でも、公共の場で喫煙が減ることで病気も減ることが期待されます。
フジ薬局はくるみんマークを取得しました!
この度、フジ薬局は仕事と子育ての両立を図るための雇用環境の整備や
諸制度の取り組みが評価され、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができました。くるみんマークはこの認定を受けた事業主が取得できるものです。
今後も社員の能力を十分に発揮できる環境を整備し、患者様への更なるサービスの向上に努めてまいります。
発行 フジ薬局 医薬情報会 Tel 024-925-0978 http://fuji-pharm.jp