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2019年8月号

夏バテに気を付けよう!!

「夏バテ」とは

主に夏の暑さがきっかけで起こる自律神経の乱れを中心としたさまざまな心身の不調の総称が夏バテです。自律神経の乱れが直接的な原因ですが、暑さによる食欲低下が引き 起こす体力低下や栄養不足、熱帯夜による睡眠不足や脱水なども夏バテの原因となります。

  《夏バテ対策》

 

温度差や体の冷やし過ぎに注意する

・室内外の温度差が5℃以上になると自律神経が乱れやすくなるため、エアコンは25~28℃を目安とし温度調節をこまめにする。・エアコンの風が直接当たらないように風向きを調節し、寒さを感じたら上着を羽織る、腹巻をする、厚手の靴下をはく、ひざ掛けを使うなどして、体温を調節する。

 

十分な睡眠をとる

・なるべく早めに就寝し、その日の疲れをその日のうちに取り除く。・寝る30分~1時間前にぬるめのお風呂でリラックスする。・暑くて寝苦しい時は、頭部を氷枕で冷やしたり、ひんやりする寝具などを使う。・睡眠中のエアコンのかけっぱなしは身体を冷やし過ぎるため、就寝時間、起床時間に合わせてタイマー設定を活用する。

 

栄養バランスのよい食事をとる

・暑さで疲れやすく汗でミネラルを失いがちなので、1日3食いつも以上に栄養バランスを心がける。

(積極的に摂りたい栄養素)

タンパク質…夏はタンパク質を消耗しやすいため補給が必要。肉類や魚介類、豆類、卵、乳製品に多く含まれる。

ビタミンB1…糖質をエネルギーに変えて疲れにくくする。豚肉、ウナギに多く含まれる。

アリシン…ビタミンB1の吸収を高める。たまねぎやにんにく、ネギなどのニオイの成分に含まれる。

ビタミンC…暑さによるストレスで消費されやすく、不足すると疲れやすくなったり、風邪を引きやすくなる。レモンやピーマン、ゴーヤなどに多く含まれる。

 

こまめに水分補給をする

・熱中症予防のためにも水分補給は大切であるが、スポーツドリンクを含めて糖質の多い清涼飲料水などは、糖質の分解にビタミンB1を多量に消費して疲労感を招きやすくするため飲みすぎには気をつける。・アルコールには利尿作用があるため、お酒を水分補給代わりに飲まないようにする。

・起床時や入浴後、スポーツ時は特に水分補給を心がける。夏バテ

 

以上のことに気を付けこれからの時期を乗り切って行きましょう!!

 

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