「食欲の秋」食べ過ぎ注意!!精神を整えて、肥満予防を。
「食欲の秋」と言われるように秋は自然に食欲がわく季節と言われます。
実りの秋、美味しい食べ物が増え、ついつい食べ過ぎてしまう事もあります。
秋に食欲が増加する理由として、人の体は気温の低下に伴って体温を上げるためたくさんのエネルギーを必要とします。また、夏バテで低下していた消化機能が涼しくなって回復する事も一因だと考えられています。
さらに日照時間が短くなる事で食欲をコントロールするセロトニンと言うホルモンが低下するため、たくさん食べる事で精神の安定を保とうとするとも言われます。
秋の旺盛な食欲には様々な要因が関連しています。
旬を美味しく食べましよう!!
秋が旬の食べ物はエネルギー源になりやすい糖質が多く含まれる
さらにそのまま寒い冬に向かい運動量が減り全身の代謝量が
減少することで肥満につながると考えられます。
肥満を防ぐために、食べ方を工夫して食欲をコントロールしましょう。
- 良く噛んでゆっくり食べる
早食いは太りやすい。よく噛むことは満腹中枢を刺激するので少量でも満腹感が得られやすい。
- バランスを考え、野菜を多めに、果物は日中に食べる
野菜には食物繊維も多く含まれ歯ごたえもあり噛む回数も自然と増加します。また血糖値の急な上昇は脂肪を蓄えやすくするので、野菜を先に食べる事で血糖値の上昇を穏やかにします。
果物には糖分(果糖)が多く含まれますので、なるべく朝や日中間食として食べましょう。
- 夜遅い食事は控える
過剰な夕食は脂肪を蓄えやすいため、就寝前3時間以内の食事は控えめにしましょう。
セロトニンは、脳内で働く神経伝達物質のひとつで、幸せホルモン
と呼ばれ感情のコントロール・精神の安定に深く関わっています。
食欲を抑える効果があり、不足すると過食になり結果として
体重増加や肥満を助長する可能性があります。
セロトニンを増やして食欲を抑えましょう!!
セロトニンは、日常生活の工夫で増やすことができます。
- 日光を浴びる(セロトニンの合成に太陽光は不可欠、1日30分程度を目安とする)
- リズム運動をする(ウォーキングなど一定リズムで同じ動作を繰り返す、食事をよく噛む事も同じ効果が期待できる)
- バランスの良い食事を心がける(セロトニンを作る原料として、肉・魚・大豆・果物・乳製品など偏らずに食べる)
「肥満大敵」太り過ぎは成人病や生活習慣病の大きな要因と考えられます、食欲が増すこの時期こそ意識して食事や生活を見直しましょう。
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