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2019年11月号

風邪をひかない生活習慣

気温が下がり、空気が乾燥してくると、くしゃみや鼻水、咳などの症状が見られる風邪をひく

人が増え始めます。風邪の多くはウイルス感染によって人から人へとうつります。

風邪予防にはウイルスにさらされないこと、ウイルスに負けない抵抗力をつけることが大切で

す。

1 体は暖かく

冷えると風邪をひきやすくなると言いますが、一番冷やさない方がいいのは肩から背中

にかけてです。寒気を感じる前に貼るタイプのカイロを肩甲骨の間に貼っておくと予防

になります。

 

2 白い色の食品を食べよう

風邪予防になる食材は「白い色」のものが多いです。鼻やのどの乾燥をやわらげ

てくれるのが、大根、かぶ、長ネギ、玉ねぎ、白菜、カリフラワー等の白っぽい

野菜、イカやホタテなどの魚介類、乳製品、鶏肉が白い色の食品にあたります。

 

3 腸の調子を整える

おなかの具合と免疫力は密接な関係にあります。便秘だったり下痢だったり調子が思わ

しくないことが、風邪をまねきやすくする原因になっています。

 

4 ストレスや疲れをためすぎない

ストレス過多だと免疫力が下がり風邪をひきやすい体調になります。忙しい時でもゆっ

くりリラックスする時間を作る努力も必要です。

 

5 睡眠など休息を十分にとる

普段からよく寝ている人は風邪をひきにくい傾向にあります。

体調がすぐれないときはいつもの睡眠時間より二時間ほど長めに

寝るのがおすすめです。

 

6 タバコの煙を避ける

タバコの煙は毒性が強く、大気汚染で話題になっているPM2.5以上の有毒性があり

ます。のどや気管が変だなと思ったらタバコの煙を遠ざけるようにしましょう。

 

7 十分に栄養をとる

免疫力を高めるためには十分な栄養が必要です。免疫物質のもととなる「タンパク質」、

免疫力を高める「ビタミンC」、粘膜を丈夫にしてウイルスの侵入を防ぐ「ビタミンA」

を積極的に取りましょう。

 

風邪をひいてしまったら・・・

・しっかり睡眠をとる。睡眠は体力や体の機能回復に欠かせません。

・ウイルスにより胃腸が弱っているときは、おかゆなど温かく消化の良いものを食べまし

ょう。

・発熱や炎症があると体内の水分を消耗します。水分補給を十分に行いましょう。

・体力を消耗しやすいので、たんぱく質や糖質などでエネルギー補給をしましょう。

 

発行   フジ薬局 医薬情報会 Tel  024-925-0978  http://fuji-pharm.jp

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