冬は特に気を付けたい「乾燥肌」
気温や湿度が低くなる冬は、「乾燥肌」でかゆみや湿疹などに悩まされていませんか?
ただの肌荒れと軽く考えず、早めの予防・対策で健康的な肌を維持しましょう!
乾燥肌は、皮膚の水分や皮脂が減少することで、肌がカサカサしたり、ひび割れたり、洗顔・入浴後に肌がつっぱったり、粉をふいたような状態になることをいい、大抵かゆみや湿疹を伴います。特に乾燥肌の症状が出やすいのが、手、かかと、すね、顔では頬や目、口のまわりなどです。
乾燥肌になったらどうすればいい?ならないためには?
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部屋を乾燥させない
暖房を使用するときは、加湿器などを併用し、部屋の湿度を上げるようにしましょう。
目安は40~60%。また、暖房の風が体に直接当たらないようにしましょう。職場など加湿の調整ができない場合は、保湿成分が配合されたミスト化粧水などを携帯し、潤いを補ってあげることもおすすめです。
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肌の洗いすぎに注意
肌を洗うときはぬるめのお湯で、やさしく洗いましょう。湯の温度が高過ぎたり、肌を強く擦り過ぎると皮脂まで落としてしまい、乾燥させる原因となります。また、石けんやボディソープは肌にやさしい弱酸性がおすすめです。
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生活習慣を見直す
適度な運動、バランスの良い食事、規則正しい生活を心がけましょう。特に寝不足や喫煙は肌荒れの原因になるので極力避けましょう。食事では、肉、魚、大豆製品などのタンパク質は肌細胞を生成する大切な栄養素です。また免疫力を高めるビタミンC、新陳代謝を促進するビタミンA、皮膚や粘膜を保護するビタミンB2やB6などのビタミン類も肌に密接な関係があります。野菜や果物を毎日の食事にとり入れてバランスよく摂取するようにしましょう。
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早めに保湿ケアを行う
保湿ケアは、肌の乾燥に気付いたらすぐに始めましょう。入浴後など、肌に潤いが残っている間に、保湿効果のあるクリームやミルクローションなどを塗るのが効果的。特に乾燥しがちな部位は、入浴後にかかわらず日常的にケアしておくのもおすすめです。クリームは、種類によって成分や効能が異なるため、自分の肌の症状に合ったものを選んでください。
乾燥が強く、激しいかゆみを伴う場合(アトピー性皮膚炎、皮膚瘙痒(そうよう)症、アレルギー性皮膚炎など、ほかの皮膚疾患の可能性あり)、市販の保湿剤や保湿クリームなどを利用しても改善がみられない場合、市販の保湿剤や保湿クリームでかゆみがでたり、赤くなったりした場合は医療機関を受診しましょう。