新型コロナとインフルエンザの同時流行に備えよう!!
「新型コロナとインフルエンザ同時流行にどう備える」
先月から全国で始まったインフルエンザワクチンの予防接種。今年はワクチンの供給が去年より大幅に増える見通しであるものの、新型コロナとの同時流行が懸念され需要が高まる可能性もあることから、政府は先月25日まで、重症化リスクの高い65歳以上の人と、60~64歳で心臓や呼吸器などに障害がある人を優先して接種し、26日以降は医療従事者や妊婦、小学校低学年の子どもなどに早めの接種を呼び掛けていました。県などは現在、新型コロナの検査を実施できる医療機関を拡大しておりますが、インフルエンザが例年のように流行すれば、検査や診察などで現場の負担は増えてしまいます。医療現場のひっぱくを防ぐためにはワクチンが開発されているインフルエンザの患者を抑えることがカギとなります。インフルエンザの予防接種費用に対し、市町村は65歳以上の人などを対象に助成制度を設けており、今年は新型コロナ対策の交付金などを活用し、多くの市町村が対象者や助成額を拡充しています。
《高齢者は感染症に注意!》
毎年インフルエンザが原因で多くの方が亡くなっています。インフルエンザで亡くなる方の多くが、高齢者。インフルエンザによる急激な発熱で、体力の落ちている高齢者などは肺炎を併発する可能性があるためです。ウイルスに感染している人の咳やくしゃみから飛沫感染や、ウイルスが付いた手で物を触って別の人がウイルスに触ってしまう接触感染で、いつの間にか感染してしまうことがあります。自分に症状がなくても、周囲の高齢者や幼児にウイルスをうつさないように予防が必要です。
新型コロナ対策はインフルエンザにも有効?
今年、新型コロナウイルスの流行により広がった「新しい生活様式」。1人1人の感染対策として身近になった、手洗い・うがい・手指消毒・咳エチケットは、インフルエンザの感染予防にも有効と言われています。
■こまめな手洗いと手指消毒
■咳エチケットの徹底(マスクをする、マスクがない時は手や袖で口を覆う)
■部屋を換気する
これらの基本的な感染症対策を、忘れずに心がけていきましょう。
厚生労働省は発熱などの症状がある人が、どちらの検査も受けられるよう、全国で体制を整備する方針を決めました。厚生労働省によりますと検査を受ける際は、まず地元の診療所などに電話で相談し、案内された医療機関でインフルエンザや新型コロナウイルスの検査を受けます。土日や夜間などは、保健所などが設置した「受診・相談センター」でも、電話相談を受け付けることが可能です。万が一、発熱など気になる症状がある時はまずは事前に電話予約などを行いましょう。