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2021年3月号

新型コロナと花粉症。しっかりと見極めることが大切!!

花粉症に悩まされる季節になりました。花粉症と新型コロナウイルス感染症の症状は似ており花粉症と思い込み、コロナ感染に気付かない場合等、重症化や感染拡大のリスクがあります。

毎年花粉症になり、例年と同じ症状ならそれほど心配する必要はありませんが、高齢者や糖尿病などの持病がある人は要注意です。例年と異なり、発熱や息苦しさなどの症状がでたら、直ちに医療機関に相談しましょう。

 

★花粉症の3大症状とされる『くしゃみ』『鼻水』『鼻詰まり』。花粉症の鼻水は透明でサラサラ  です。コロナや風邪などの感染症の場合は途中で粘り気が出て黄色っぽくなるといわれています。花粉症で鼻が詰まれば嗅覚も落ちます。逆に鼻詰まりがないのに嗅覚異常が出たらコロナの可能性も。
花粉症の他の症状として①高熱は出にくい、②晴天時に悪化しやすい、③症状が長く続く、この3点が指摘されています。

 

★かゆいと目や鼻をこすりがち。手が清潔でなければ目や鼻粘膜から感染リスクが高まるので注意が必要です。手指を清潔にしていれば、粘膜に触れても感染の心配はありません。また、「花粉症対策眼鏡」で目元をガードすることも有効で、これはうっかり目を触るのを防ぐ効果もあって一石二鳥です。点眼薬や点鼻薬を上手に使うようにしましょう。

 

★花粉症の方が非常に困るのが「換気」だと思います。新型コロナの感染対策として換気は非常に重要です。花粉が舞い込むために換気をためらうときは空気清浄機を上手に使い、レースのカーテンを閉めたまま換気をすれば多少のフィルター効果があるかもしれません。換気が難しい場合、他の花粉症対策をしっかりしましょう。

 

★コロナ禍で気になるのが周囲の目。人前や電車の中でくしゃみはしづらいです。花粉症缶バッチの購入や手作り、マスクにハンコやシールを貼り自分が花粉症で苦しいのを知ってもらうことも一つの方法です。

 

家に帰ったら室内へ入る前に衣類やカバンの花粉をはらい、
iPOSH等で除菌をして入りましょう。
次に、手洗い・うがいを忘れずに!!
コロナ禍での花粉症対策しっかりして乗り切りましょう!

発行   フジ薬局 医薬情報会 Tel  024-925-0978  http://fuji-pharm.jp

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