フジ薬局通信 ここから!~ こころとからだのケアをここから

2021年4月号

季節の変わり目、寒暖差アレルギーに気を付けよう!

 

寒暖差アレルギーとは?

寒暖差アレルギーは「アレルギー」と名前につきますが、卵アレルギーや花粉症など特定のアレルゲンがあるわけではなく、気温差によって生じるアレルギー反応のようなもので、医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ自律神経の乱れが一因として考えられております。

症状は?

主な症状として鼻水、咳、頭痛、痒み・蕁麻疹、イライラ・食欲不振などがあります。

寒暖差アレルギーの一例として、温かいものを食べた時や、寒い場所から暖かい部屋に入った時に鼻水が出るなどが挙げられます。

 なりやすい人は?

ストレスが溜まりやすい環境や元々の性格など、日頃から自律神経が乱れやすい方は寒暖差アレルギーを起こしやすいと言われています。疲れや多忙から、体力や免疫力が落ちているときも要注意です。また、筋力が弱いと体が冷えやすいため、気温差を感じやすくなります。

 

改善するには?

【適度な運動をする】

適度な運動は体の筋肉をつけて代謝機能を改善させます。気軽にできて自分が好きな運動を続けることで、心身ともにリフレッシュできます。

 

【食事に気を付ける】

寒くなってきたら、ショウガやニンニクなど体を温める食品をとり、逆に暑いときなどはアイスなど冷たいものの食べ過ぎに気を付けましょう。

 

【刺激となる物質を避ける】

タバコの煙や排気ガス、香料などの化学物質に気を付けましょう。

 

【ストレスなどをためないようにする】

40℃程度のお風呂でリラックスし、十分な睡眠をとりましょう。

 

【体に感じる温度差をできるだけ小さくする】

外出時などはさっと羽織れる衣類やマスクを持ち歩くなど、身につけるものを工夫しまし

ょう。首元をスカーフやマフラーなどで温め、さらにマスクを着用するのがお勧めです。

 

それでも症状が改善されないときは?

症状が軽い場合は市販の点鼻薬などで抑えることもできますが、種類によって作用が異なるた

め、自己判断には注意が必要です。症状が長引くようなら、耳鼻咽喉科などを受診しましょう。

 

 

暑くなったり、涼しくなったりという日々が続いています。体調を崩さない様にしっかり体調管理を行っていきましょう!!

 

 

PageTop