2016年1月20日
薬剤師のためのスキルアップセミナー「フィジカルアセスメント・ベーシックclassⅡ」に参加してきました(1月17日)
患者さんとのかかわりと、医療・介護の連携の一環として、地域医療(在宅業務)に深く関わるために薬剤師に求められるスキル(技能・能力)の一つであるフィジカルアセスメント(問診・打診・視診・触診などを通して、実際に患者の身体にふれながら、症状の把握や異常の早期発見を行うこと)を学ぶセミナーに参加してきました。このセミナーは今回郡山で2回目になります。1回目は基礎を学び、今回はその応用として循環器疾患について薬剤師に必要な知識を学び、実際に在宅訪問した場面を想定して患者さんの問題点を探りだしました。フィジカルアセスメントモデルフィジコ(シュミレ-タをしようとしているさまざまな症状を再現できるモデル)を使用してバイタルサイン(心音・血圧・体温・脈拍など)の取得とアセスメント(情報を意図的に収集して判断する)をしました。聴診器を用いて、心臓の正常音と異常音を少し聞き分けることができ、心電図も少し理解できました。実際症例として、血液検査値や異常なバイタルサインから狭心症・心筋梗塞の疑いを探り、薬の副作用として低カリウム血症や高血糖になっているのではないかと判断し医師への薬の提案をするところまですすめていきました。薬剤師がフィジカルアセスメントを行う意義は、薬物療法の効果をより的確にチェックし副作用を早期に発見することにあります。今後在宅医療においてチーム医療の中の一員としてサポートしていくためにセミナーに積極的に参加し、スキルアップに努めていきたいと思います。